東京都は10代の皆さんが世界とつながり、見識を広めるためのプロジェクトを実施しています。
東京都こども基本条例 国際交流(2024年度)
ワールドキャンパス in ベルギー#つながる世界の10代
東京都では、都内の中高生10名がベルギーを訪問し、現地での視察や意見交換を通じて、ベルギーにおける子供の主体的な社会参加や先進的な子供政策等、「こどもにやさしいまち」のあり方を学び、発信するプログラムを実施いたしました。
活動の様子
事前ワークショップ(11月~3月)
中高生メンバー10名が都庁に集まり、渡航に向けて5回のワークショップを行いました。
○第1回では、前半に初回オリエンテーションを行い、在日ベルギー大使館からベルギーに関するお話を聞き、後半には東京都こども基本条例について学習しました。初めて顔を合わせ緊張している様子でしたが、アイスブレイクを通して徐々に打ち解けていきました。
○第2回では、 「こども・若者の意見表明」の有識者である川瀬信一氏を講師に迎え、どうすればこども・若者の声を大切にするまちになるのかの意見交換等を行いました。
○第3回では、「子どもの権利」の有識者である内田塔子氏を講師に迎え、子どもの権利の歴史や子どもの権利条約について学習しました。
また、グループワークを行い、「私たちが考えるこどもにやさしいまち」というテーマで活発な議論が行われました。
○第4回では、前回のグループワークを踏まえて、こどもの「居場所」「機会」「可能性」という3つのテーマごとに現地での発表準備を進めました。
さらに、日本の若者の文化について「学校給食」「制服」「通学方法」などのアイデアを出し合い発表準備を行いました。
○第5回では、最終オリエンテーションや現地での発表練習を行いました。有識者の内田塔子氏と川瀬信一氏から、発表内容や構成について貴重なアドバイスをもらいました。
渡航が目前に迫る中、メンバーたちは胸を高鳴らせながらも真剣な面持ちで、最後の準備に取り組んでいました。
ベルギー渡航(3月)
令和7年3月26日(水)から同月30日(日)までの5日間、ベルギーを訪問し現地の学生との意見交換や公園・若者関連施設等の視察を行いました。
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26日(水) | 出国 |
27日(木) | ・在ベルギー日本大使館訪問 ・ゲント大学日本語学科との交流 |
28日(金) | ・ブリュッセル市内コミュニティセンターの視察 ・ブリュッセル市内中等教育学校との交流 ・ブリュッセル市内公園の視察 ・コルトレイク市内中等教育学校との交流、市内若者関連施設の視察 |
29日(土) | ・中等教育学校生徒会連合会との交流 |
30日(日) | 帰国 |
渡航後振り返り会(4月)
中高生メンバー10名が都庁に集まり、渡航中の気づきや学びを振り返りました。「子どもの権利」や「子供の意見表明」について改めて考えながら、成果報告会に向けた準備を進めました。
成果報告会(6月)
これまでの活動の集大成として、中高生メンバー10名による成果報告会を開催しました。活動内容や成長の様子に加え、現地での子供たちとの交流、子供関連施設の視察を通した気づきや学び等を報告いたしました。
○日時:令和7年6月1日(日)14:00~15:15
○場所:世田谷区立希望丘青少年交流センター「アップス」多目的ホール