
みさき さん (参加時:中学3年生)
1 参加のきっかけ
私は普段から住んでいる地域でこどもに関わる活動に参加しており、こどもたちが安心し、一人一人が自分らしく過ごすことができる社会について考える機会が多くありました。世界幸福度が高く、こどもへの支援が充実しているデンマークやスウェーデンでの交流を通して、多様な価値観に触れ、幅広い視点を持つことができるようになりたいと考えました。また、デンマークやスウェーデンで行われている取り組みを学び、地域での活動に生かしたいと思い、このプログラムに応募しました。
2 渡航先での学び
コペンハーゲンのユースセンターで中高生と交流しました。話をする中で、不安や悩みを抱えるのは誰にでもあることで、困ったときは周りに相談するのが当たり前という考え方が印象に残りました。また、自分の感情を素直に表現できる背景には、相談内容を外に流出させないという守秘義務を大切にする文化があることを知り、相手の信頼を守る意識の大切さを学びました。
3 東京都こども基本条例についての学びや気づき
デンマークとスウェーデンへの渡航を通じて、不安や悩みを抱えた時に安心して相談できる環境の大切さを学びました。東京都こども基本条例第九条の「様々な不安や悩みに直面するこどもへの支援」や、第十条の「こどもの意見表明と施策への反映」という考え方は、子供が自分の気持ちを安心して伝えられる環境づくりにつながると感じました。
4 東京都こども基本条例について、今後どのように同世代に発信したいですか
私はデンマークとスウェーデンで学んだ、自分自身の感情を表に出すこと、また不安や悩みを安心して相談できる環境の大切さを同世代に伝えていきたいです。周りの人の声に耳を傾けたり、相手の考えや価値観の違いを否定せずに受け入れたりするなど、身近な行動でできることがあります。一人一人の違いや個性を認め尊重することが、誰もが安心して自分の気持ちを表現できる環境づくりにつながると考えています。
5 事前ワークショップや渡航を通じた変化
私はこれまで、自分には大きな不安や悩みはなく、誰かに相談するほどのことではないと考えていました。しかし、事前ワークショップや渡航での学びを通じて、悩みの大きさに関係なく気持ちを誰かに話すことの大切さや、相談できる環境の重要性に気づきました。また、周囲の人の悩みにも寄り添う姿勢を持つことが大切だと考えるようになりました。


じーなか さん (参加時︰中学2年生)
1 参加のきっかけ
私がワールドキャンパスに参加したきっかけは主に二つあります。一つ目は海外に興味があり、現地ならではの空気感や学生の考えに触れ、日本では絶対に知り得ないことを知りたかったからです。また、同時に海外から日本を俯瞰してみたいと考えていたためです。二つ目はこどもの問題について、特にこどもの経験格差について学びたいと思っていたからです。ワールドキャンパス応募をきっかけとしてこどもの社会問題について深く調べ、その中でもこどもの経験格差について興味を持ちました。この二つを学び、自分のものにしたいと考え、参加しました。
2 渡航先での学び
今回の渡航の中で特に学びを得た訪問先は「マルメ市職業体験事務所」です。体験事務所では、インターンに来ている学生と、日本とスウェーデンの職業体験や仕事・学校について意見を交わしました。その中で「マルメではコネクションがとても大切だ」という言葉が印象に残っています。このコネクションは日本で否定的な印象を持たれることのある「コネ」とは意味が異なります。現地の学生が使っていた「コネクション」は、自分自身の糧となる経験を得る機会を増やすためのものだと感じました。マルメの学生はこの「コネクション」を築くためにインターンなどの機会に積極的に参加していました。
3 東京都こども基本条例についての学びや気づき
ワールドキャンパスを通じて、東京都こども基本条例について自分なりの理解を持つことができました。東京都こども基本条例は、東京都がこどもに関わる取り組みを実施する際の筋道や目標を明文化したものだと考えています。そして、こどもにやさしい都市を目指す上での幹であり、土台となるものだと学ぶことができました。
4 東京都こども基本条例について、今後どのように同世代に発信したいですか
マルメ市職業体験事務所での発見のほかにも夢についての捉え方の違いなど、現地の学生との会話を通して多くの発見がありました。これからは、自分自身が現地で得たものを、学校を拠点に同世代の学生に発信していきたいです。
5 事前ワークショップや渡航を通じた変化
この研修全体を通して私が最も感じている変化は、母語が異なる人に対しても自分の意見を堂々と伝えられるようになり、積極的に意見を交わせるようになったことです。また、海外の人に対しても自分の考えを共有できたことで自分の意見に自信を持てるようになったと考えています。これから先は、交流の際により一層濃密な話ができるよう、率直に感じたことや自分の考えを深めていく力を伸ばしていきたいです。


いちか さん (参加時: 中学1年生)
1 参加のきっかけ
私は、小さい頃から障がいのある兄を通して、様々なコミュニティに参加する機会があり、その中でこどもが安心して過ごせる居場所の大切さを感じてきました。そこから、こどもの安心できる環境づくりについても興味を持つようになりました。同世代の色々な人たちと交流し、たくさんの人・国の考え方を知ることで、自分の視野を広げたい。そしてここで学んだことを学校や地域で広め、こどもが安心できる居場所づくりに繋げたいと思い、応募しました。
2 渡航先での学び
こどもや若者の不安や悩みの相談機関であるHeadspaceを訪れて、こどもや若者が気軽に悩みを相談できる環境の大切さを学びました。特に、相手の話を否定せず、気持ちや考えを尊重しながら対話する姿勢が印象に残りました。さらに、無料で誰でも手の届きやすい場所だったり、施設の中がカラフルでリラックスできる場所だったりと、相談するハードルを下げる工夫がされていることも学びました。
3 東京都こども基本条例についての学びや気づき
ワールドキャンパスに参加する前は、私は東京都こども基本条例についてほとんど知りませんでした。しかし、事前ワークショップを通して、こどもには自由に意見を表明することができ、その声が社会をより良くする力になることを学びました。また、渡航先での経験からも、こどもが安心して意見を伝えられる環境や人とのつながりの大切さを実感しました。
4 東京都こども基本条例について、今後どのように同世代に発信したいですか
私はまず学校の仲間に今回の経験や気づきを伝えたいです。単に条例の内容を説明するだけではなく、「自分たちに関係のあること」として感じてもらうために、どうすれば良いかということを、日々の探求活動のテーマとしたいです。その上で探究発表の場で発信し、同世代や地域の人に興味を持ってもらい、共に考えるきっかけをつくりたいです。また同世代のみなさんにも、自分の声には価値があることを知ってほしいです。
5 事前ワークショップや渡航を通じた変化
ワークショップや渡航を通して、自分の考えを相手に伝える力や、異なる価値観を受け入れる力が大きく成長しました。渡航前は海外の人と話すことに緊張していましたが、実際に交流すると、言葉が完璧でなくても思いは伝わることを実感しました。これからも失敗を恐れず、新しいことに挑戦しながら学び続けたいと思います。

